赤ちゃんの名付け

世界から「ヴ」が消える?名付けへの影響は?

国名から「ヴ」が消えるというニュースを目にした。

ヴが世界の国から消える。その理由とは? 外務省に聞いた|ハフポスト

「ヴ」という文字は現在名付けにも使用可能だが、「ヴ」が消えてしまうとはどういうことなのか?気になったので調べてみました。

1.「ヴ」が消える、とはどういう事なのか?

答えは単純で、日本の公文書で使われる国名の表記で「ヴ」という字が使われるものが全くなくなった。ということのようでした。

目的は「表記のわかりやすさ」で、もともとかなり減ってきていて、最後の2つも「ヴィ」を「ビ」、「ヴェ」を「べ」に変えるというものです。

正しい発音ではヴが正解なのでしょうが、実態を考慮してわかりやすさを優先したということでしょう。

ビタミンも、vitaminなので正しくはヴィタミンやですが、ビタミンで定着しています。このように、わかりやすさを優先していくのは自然な流れであると考えられます。

2.名前の「ヴ」はどうなるのか?

今回の話は、あくまでも公文書に使われる国名の表記なので、名付けに使える文字には全く影響はありません。

そもそも「ヴ」を名前に使う人はあまりいないかと思いますが、外国人の方などは、正しい発音に近づけるため、使うケースはあるかと思います。

3.「ヴ」は継続して名前に使用可能

「ヴ」は名付けに使用可能ですし、今後も使い続けることはできると考えます。

今回の変更の目的は、公文書が対象であり、わかりやすさが目的です。

名前は公文書では無いですし、漢字においても「人名用漢字」という形で、常用漢字よりも使える文字の範囲が広げられています。

これは、わかりやすさという最低限の水準は守りながらも、アイデンティティとして人間にとってとても重要な「名前」の表現を大切にしているからのはずです。

「ヴ」についても、外国から来た人にとっては、自分の名前を正しく表現するために大切な文字です。

そうした観点からも、見直されることは無いと考えています。

4.その他の漢字が見直される可能性はある

戸籍上人の名前に使える漢字は、2004年の大量追加があって、現在2999種類の字体が使用可能で、とても幅が広いと言えます。

その中には人名に適していないと思われる漢字も含まれており、特に常用漢字は人名に限ったものでは無いため、死や病や殺などといった名前に適さない漢字が多く入っています。

「常用平易な文字」というのが、現状の法律でのルール担っており、常用漢字は常用平易な文字であるため、使用可能ということです。

しかし、ルール常用可能と言えど、「殺人」「病気」などといった漢字の組み合わせを、出生届に書いても受理されないでしょう。「悪魔くん事件」という有名な話もあります。

読みに関しても、法律には明記されていませんが、名前として読めるものであること、という暗黙のルールというか、道徳的な観点での常識は存在していて、市区町村によっては、出生届が受理されない場合もあります。

この「ルールになっていない部分」において、あまりにもモラルの欠如が見られるようであれば、法律としてルールを明確化せざるを得ない状況にもなりかねません。

そうなれば、「常用平易な漢字」という定義が「名前に適した漢字」となるかもしれませんし、漢字の読み方も、別表が作られて、範囲が明確化されることになるかもしれません。

名前は子供の人権のための物なので、その名前の漢字や読み方によって、子供の人権や尊厳が傷つけられるようなことがあるならば、子供を保護するために法律が変わることもありえるはずです。

5.まとめ

  • 「ヴ」が消えるのは日本の公文書の国名表記に限った話
  • 名前に使う「ヴ」には影響なし

こういった、表現のわかりやすさと正しさについては、自体に合わせて常に見直されて、ルールが変わっていくものです。

名前についても、「親の自由だ」という主張があるならば、それは親のワガママで、本来の名付けの目的である「生まれてくる子供の権利」が置き去りにされています。

そのような状況には、時代的な背景や、なんらかの要因があるのかもしれませんが、子供を守るためには、根本的な問題の解決の前に、法律で制限を作ることも重要であると、おもいます。

「常用平易な文字」とい言葉の明確化のために、常用漢字表が使われているのであって、決して名前に適さないような漢字の使用を推奨しているわけではないことは、全ての親が理解して名付けを行うべきでしょう。