赤ちゃんの名付け

「通称名」が使える範囲はどこまで?使い続ければ改名も可!

戸籍名の改名には「正当な事由」が必要なため、「特に不便は無いけど自分の名前が気に入らない」「姓名判断で良くない名前だと言われた」という理由で、戸籍名を改名することはできません。

そのような場合に「通称名」として自分の好きな名前を使う事があります。また、通称名を使い続ける事で、戸籍名を改名出来るようにもなります。

氏(苗字)も変更は可能ですが、名前よりも難しいようです。ちなみに、名前の読みは戸籍に記載されておらず、変更も比較的簡単なようです。

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1.通称名が使える範囲は「身分証明」が不要な場面のみ

「通称名」が使える範囲はどこまでなのか?とういと、法律に明確な縛りは無いようです。ただし、銀行口座の開設や、病院などでは身分証明が必要になり、身分証明書には戸籍名を使用する必要がありますので、実際は 身分証明が不要な場面でしか通称名を使用することはできません。

具体的に使用できるのは以下のようなものです

  • 会員証
  • 定期券
  • 郵便・宅配物
  • 学生証・社員証

ただし、通称名の使用可否判断はそれぞれの機関や担当者に委ねられているため、断られればそれまでです。

郵便や宅配について、家族でも受け取れるものであれば、住所が同じ身分証明を持っていれば困ることはないかと思います。

JRなどの定期券に関しては、本名でないと返金できなかったり、紛失した時に受け取る事ができなくなるリスクがあるので、通称名を使うことは避けた方が良いでしょう。

2.「通称として永年使用した」実績があれば改名が認められる

戸籍の改名の 正当な事由には「通称として永年使用した」というものがあります。

つまり、通称名として長く使っている名前であれば、戸籍の改名を認めてもらえる場合があるとうい事です。

この「永年」とは5年程度というのが通常のようですが、判断は各地域の家庭裁判所に委ねられているため、明確な定義はありません。「通称名」には多少の不便もありますし、何年かかってでも改名したいという思いがないのなら、やらない方がいいです。

手段を問わないのであれば、転居して別の裁判所に行くという手段もあるかもしれませんが…

正当な事由と認められるかどうかは、何年まえから使っているかということが重要になることは間違いありませんので、証拠となるものは日付が確認できるものが残るようにしておきましょう。通称名で年賀状を出してもらうようにすれば、証拠が残ります。

ただ、裁判所によって何を証拠とみとめるか?という部分もことなるらしく、可能な限り複数種類の証拠を用意しておいた方が、改名がみとめられる確率はあがるはずです。

3.通称名のデメリット

通称名を使うことには当然デメリットがあります。実際に通称名を使っている人も多くいるため、致命的なデメリットはなさそうですが、使う予定があるのであれば、把握しておいた方が良いでしょう。

  • 身分証明が必要な落し物(定期券など)を取り返す事が難しい
  • 戸籍名と通称名の使い分けが必要なため面倒
  • 事情を知らない人に、本名でない事が知れた場合印象が悪い
  • 戸籍名を殆ど使わない場合、病院で呼ばれても気づかない
  • 自分が事故にあった時など、一緒にいる人が通称名しか知らないと困る
  • 私文書偽造になる可能性

少ないケースかとは思いますが、契約書等で使用する場合は私文書偽造になるリスクもあります。外国人であれば通名を登録する制度もあるようですが、日本人で自分の名前を改名したい場合は、生活に困らない範囲で通称として使用する方が良いでしょう。

4.まとめ

「永年使用する」以外にも、「社会生活に支障がある」「犯罪者と同姓同名」といった事由でも改名をみとめられます。名付けの際は、生活に支障がある名前や有名な犯罪者と同姓同名になる名前は避けるのは基本と言えます。

ただし、そのような事由でない場合は、改名がみとめられないため、姓名判断の結果が悪いとか好きじゃないという理由では改名できません。

そのような場合は、通称名として永年使用するしか改名の方法がありません。

通称名を使うことはデメリットがあるため、極力名付けられた名前で生活していく事が望ましいです。

これから名付けをするのであれば、子供のことを第一に考え、一生好んで使えるなまえをつけてあげましょう。名前と一緒に子供に愛情を注ぐことが大切になります。

その上で、姓名判断で悪い結果を避けたり、自分の名前を嫌いになることにつながるような原因は取り除くことが、良い名付けかと思います。

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