赤ちゃんの名付け

親と同じ漢字は避ける?親を超えられないというのは本当か?

1.「通字」を避ける必要はない

結論から言って「通字」をあえて避ける必要はありません。

「親を超えられない」とは何を基準に言っているのでしょうか?「親を超えたか超えられなかったか」というのは誰が決めるのでしょうか?

そんな馬鹿げた話はするのも無駄とも思いますが、私の考えを述べさせていただきます。

「生きる目的」については、意見は様々かと思いますが、生物としては子孫繁栄、人間としては文明の進化、つまりは「未来を見ること」だと思っています。

この世界には偶然が存在するため、残念ながら親よりも先になくなってしまう子供もいます。それは確率論であり、どうしようもない事実です。それでも、新たに生まれた命の方が、優れていることが常識であり、何より若いですので、未来を見られる確率も当然高くなります。つまり、生まれた時点でその赤ちゃんは親を超えた期待値を持っているということです。

あえて「超えている、超えていない」でわけるならば、生まれた時にはすでに親を超えているのです。

生まれた時代も場所も、育った環境も、全てが親とは異なるのに、超える超えないと比較することがおかしいとはっきり言えます。

まして、「通字」を持つ名前が原因で「親を超えられなくなる」ということは、全く根拠がなく、ありえないことです。

このような意見は 先祖から受け継いだ文字を持つ人でうまくいかなかった人の言い訳に過ぎないのです。

ちなみに、日本の天皇家も「仁」という字を「通字」として使っています。

2.「通字だから」と嫌々使うのは避けるべき

通字を否定はしませんが、代々使っているからと、何も考えずに使ったり、あまり好きではない漢字であるにもかかわらず、嫌々その漢字をつかったりすることは避けた方が良いでしょう。

また、配偶者がその漢字を嫌がっていたり、「通字」という名付けの方法に疑問を持っているような場合にも、「ずっとこうしてきたから」と押し通すことはやめましょう。

名付けは親の義務であり権利でありますが、両親共にその権利はあるはずです。片方の家の風習だからといって、当事者である両親のどちらかの意見をないがしろにしていたのでは、いくら「通字」をつけても、家族の結束は強まるとは思えません。

「通字」を使うかどうかは、夫婦間でしっかりと話し合い、納得してから決めるべきでしょう。

3.「通字」を使うかどうかは、漢字で決める

「通字」を名付けに使う場合は、代々受け継がれているから。という理由が大半でしょう。そうでなくても、両親や祖父母から漢字をもらうというケースもあるかと思います。

そのような時は、「通字」として使う漢字に焦点をあてて考えましょう。

その漢字の意味や、文字の組み合わせでの読み方が気にいるのであれば、「通字」で名付けを行うことも、十分あり得ます。

4.「通字」を使うか悩むより、他で悩もう!!

名付けの方法には「通字」意外にも色々あります。それに、気にすることも、決めた後にやることも沢山あります。

「通字」を名付けの候補にするのは構いませんが、「使うか?使わないか?」で悩むよりも、他のことでしっかり悩んで良い名前をつけた方が絶対にいいです。

自然・古風といった「イメージ」や、◯◯ちゃん、◯◯くんといった「呼び方」「ひびき」、漢字の意味や画数など、名前を決めるための方法をあげるときりがないですし、色々と悩んで見ることで、良い名前だと思える答えが見えてくるものです。

使うかどうかで悩むよりも、良い名前にするにはどうすればいいかを必死に悩みましょう。

その結果、「通字」を使った名前が良いとなれば、その名前を出生届に書けばいいのです。

5.まとめ

  • 赤ちゃんは 生まれた時点で「親を超えた存在」
  • イヤイヤ「通字」を使うのはやめよう
  • 「通字」であることではなく「漢字」そのものに目を向ける
  • 名付けは他にも沢山悩むことがある

「通字」以外でも、よくないとされている名前があったり、赤ちゃんの名付けに悩みはつきません。

そういったことについて、考えることは良いことですが、思い悩むよりも、生まれてくる「赤ちゃん」や「名前」そのものに目を向けることを忘れずに、名付けを行うようにしましょう。