赤ちゃんの名付け

【男の子】自然をイメージした人気の漢字

季節や自然をイメージさせる名前が人気で、ランキング上位にも多く見られます。

明治安田生命の名前ランキングTOP10から自然に関する名前を調べました。

男の子の名付けで人気な”自然”に関する名前

男の子のランキングTOP10の名前はこちらです。

蓮、湊、大翔、大和、陽翔、悠真、樹、陽太

ズバリ1文字で自然のイメージを持つ名前が印象的ですが、それぞれの漢字について意味を解説していきます。

音:レン
訓:はす
意味:はす。
熟語:蓮華、蓮根
解説:自然物である「はす」を意味します。花を特に蓮華と呼び、花言葉は「清らかな心」や「雄弁」といったものがあります。

花言葉まで意識する人はあまりいないかもしれませんが、蓮華の花といえば多くの人が神聖なイメージを持つのではないでしょうか。

ハスの花は仏教の象徴であるため、日本では仏事と結び付けられるようなイメージもありますが、「蓮」という感じだけでは、あまり「ハスの花」とか「仏教」といったイメージには、なかなか繋がることもないため、人気の名前になっていると考えられます。

また、蓮根のイメージも強くあり、泥の中でもたくましく育ち、水の上では綺麗な花を咲かせる。という姿から、我が子にも、泥臭いことでもコツコツと努力を重ねて、綺麗な花(成果)を咲かせてほしいという願いを込めて名付けられることもあるように思います。

このように、直接的な願いを表す漢字ではなく、自然物のイメージを我が子に投影させるような名付けの方法が主流になっています。

音:ソウ
訓:あつ(まる)、みなと
意味:①あつまる。 ②船の集まる所。
熟語:湊合、輻湊
解説:意味としては船着場です。「奏」という字が物をきちんと揃えるという意味を持っているため、それにさんずいが加わって、船の集まる港を意味する漢字になっています。

人や物があつまる。という意味での名付けもあるようですが、単純に「海に関する名前」ということで関連する「湊」という字が使われているのではないかと考えています。

そもそもこの「湊」という字は、2004年の人名用漢字大量追加の時に追加された漢字であるため、名前に使う漢字としては「新しい」といった印象もあります。

また、「湊かなえ」さんの影響で「みなと」という読みが一般に定着したことも大きいでしょう。湊さんの場合は名字ですが、1文字で「みなと」と読むことが一般的な知識となったことで名前に使用するハードルはぐっとさがったと言えるでしょう。

また、この漢字の右側は演奏の「奏」で、音楽などのカルチャーをイメージした名付けも若い人には人気があるのですが、全く異なる意味ではあるものの、同じく「ソウ」と読めることから、あえて日常生活に馴染みのない「湊」の文字を使う場合も若干ですがあるようです。

音:ショウ
訓:かけ(る)、と(ぶ)
意味:かける。とぶ。空中を移動する。
熟語:滑翔、飛翔、翔破
解説:「翔」の文字は、その意味から「大空」をイメージさせる漢字です。

同じ読み方をする「駆ける」は早く走るとか、大草原を走るという意味がありますが、「翔る」は空高く飛ぶという意味があり、地面を走っているよりも、より自由なイメージが強く、人気の名前に使われてると思われます。

技術の進歩で便利な世の中にはなったけども、どこか不自由さを感じている現代人にとって、大空を飛ぶことは自由の象徴であり、そういったイメージを名前に込めることは自然なことでしょう。

音:ヨウ
訓:ひ
名のり:あき、あきら、お、おき、きよ、きよし、たか、たかし、なか、はる、ひかり
意味:①日のあたる側。日なた。 ②ひの光 ③陰陽の陽 ④極性としてのプラス ⑤いつわる
熟語:洛陽、陽光、陽春、太陽、陰陽、陽気、陽動
解説:太陽に代表されるように、とにかく明るいイメージをもつ漢字です。人工的な光というよりも、自然の光をイメージさせるため、自然のイメージを好む最近のトレンドにあっているのでしょう。

「陽動」といった単語では、「いつわる」というような、マイナスイメージの意味も持ち合わせている漢字ですが、漢字からイメージされるほどの意味ではないため、気になりません。

この漢字も、なんとなく先の見えない現在の日本において、無意識的に明るさを求めている現代人の心理が投影された結果であるとも捉えられます。

都市化が進み電気の光が当たり前になったため、逆に自然の光を求める心理と、社会情勢的に明るい話題を求める心理が両方込められているような名前です。

音:ジュ、シュ
訓:う(える)、き、た(てる)
名のり:いつき、しげ、たつ、たつき、な、みき、むら
意味:①き。 ②うえる。 ③たてる
熟語:樹木、大樹、植樹、樹立、
解説:まさに「木」という自然物を示す漢字であり、1文字で「たつき」という読みが人気の漢字です。

自然といえば「緑」をイメージする人が多いかと思いますが、日本においても、緑の生い茂った山々は原風景であり、それを切り崩して作った都市とは対照的な存在です。

自然を感じさせるために、街路樹などもあり、自然を感じる最もみじかな存在でもあります。

また、「フリードリッヒ・フォン・シラー」の「樹木は成育することのない〜」から始まる詩にもあるように、「樹」は自然であり、生命の象徴でもある。というのが「樹」という字に対するイメージでしょう。

また、千年以上も生きているような樹からは、偉大さ、壮大さ、優雅さや自由すらも感じられ、そういったイメージを「樹」という1つの文字によって、間接的に名前に思いを込めるということなのかもしれません。