赤ちゃんの名付け

漢字以外も使える?赤ちゃんの名付け文字一覧!ひらがな・カタカナ ・記号

記事の最後に、漢字以外で名付けに使える文字の一覧(193文字)を記載しています。この記事では、193文字の内訳や根拠について解説しています。

1.「ひらがな」「カタカナ」と一部の「記号」が使用可能

赤ちゃんの名付けに使えるのは、「漢字」とこの記事で説明する「漢字以外の文字」です。

通常の「ひらがな」「カタカナ」に加え、「々」「ゝ」「ゞ」「ー」といった記号をつかうことができます。

2.法律上はどのように定められているか?

漢字意外に使える文字についても同様に「戸籍法」および「戸籍法施行規則」で定められています。

戸籍法
第五十条第二項
第五十条 子の名には、常用平易な文字を用いなければならない。
○2 常用平易な文字の範囲は、法務省令でこれを定める。

戸籍法施行規則(法務省令)
第六十条
戸籍法第五十条第二項の常用平易な文字は、次に掲げるものとする。
一 常用漢字表(平成二十二年内閣告示第二号)に掲げる漢字(括弧書きが添えられているものについては、括弧の外のものに限る。)
二 別表第二に掲げる漢字
三 片仮名又は平仮名(変体仮名を除く。)

「片仮名」「平仮名」の部分が漢字以外に使える文字を示しています。しかし、漢字は具体的な表になっているのに対して、使える文字の種類が明確に示されていません。

使える文字を明確にするには「片仮名」「平仮名」がどこまでをカバーでしているのか?ということになりますが、

まず、対象外とされている「変体仮名」について簡単に触れておきます。変体仮名は現在では一般的に使用されていない、平仮名の1つの形で、崩れたような見た目をしています。変体仮名を使用した名前の人も過去には存在していたようですが、現在は戸籍に使える漢字からは除外されている状況です。また、特殊なフォントを入れることで、Unicodeで表示することもできます。

話を戻しますが、基本的には小学校で習うような「ひらがな」と「カタカナ」が使用可能であるということです。

それでもやはり曖昧なため、文化庁から通達が出ています。

文化庁|子の名に用いることのできる文字等について

以下、抜粋です。

記1 「ヰ」,「ヱ」,「ヲ」,「ゐ」,「ゑ」及び「を」は,戸籍法施行規則(昭和22年
司法省令第94号・以下「規則」という。)第六〇条第三号に規定する「片仮名又は平仮名」に含まれる。
記2 長音記号「ー」は直前の音を延引する場合に限り,また,同音の繰り返しに用いる「ゝ」及び「ゞ」並びに同音の繰り返しに用いる「々」は直前の文字の繰り返しに用いる場合に限り,いずれも用いることができる。

戸籍だより第123号(平成18年4月大阪法務局民事行政部戸籍課)
(問)出生子の名として「ぃ」「ぇ」(小文字)等を使用することはできるか。
例)「りりぃ」,「じぇい」
(京都局意見)戸籍法第50条,戸籍法施行規則第60条において使用できる文字が規定
されており,この中に平仮名について使用できる旨定められている。その表記は小文字であっても平仮名である。ただし,片仮名の小文字の使用と同様に,表記が社会一般通念の中において,表音文字として判読できるものとして認識されるものに限りと考える。
平仮名の小文字の使用が認められるのは,拗音及び促音として使用する場合である。本件については,子の名を「りりぃ」「じぇい」として子の名に使用する場合であるから,拗音および促音で使用する場合であり,小文字の使用は認められることになる。」
(本省意見)平仮名の小文字が使用できるかについては,個別的に検討が必要になる。
本問については,いずれも一般的に発音ができると考えられること,文字の並びとして一般的に認識されていることから使用可能と考える。

これを読み解くと以下のようになる。

「ヰ」「ヱ」「ヲ」「ゐ」「ゑ」「を」は、「片仮名又は平仮名」に含まれるために使用可能。

「ー」は直前の音を伸ばす場合に限り使用可能。例えば「ヨーコ」はOK。

「ゝ」「ゞ」「々」は直前の文字を繰り返す場合限り使用可能。例としては、「すゝむ」や「すゞめ」「野々花」といったものになる。

次に「ぃ」や「ぇ」といった文字については、一般的に判読可能であれば使用可能。例として上がっている、「りりぃ」「じぇい」は問題なく使用できるということになる。同様に、「リリィ」「ジェイ」も使用可能と考えられる。

おそらく「らぃっとぇん」みたいな何て読むの?という名前は受理されないのかもしれない。海外からの人で「らぃっとぇん」としか表現できないのであれば、もしかしたらみとめられるかもしれないが…

以上のことからわかることは、漢字以外の文字については、使用可能であっても 使い方が間違っていれば使用できないということになる。

3.「ヽ」「ヾ」「ゎ」「ヮ」「ヵ」「ヶ」「ゔ」「ヴ」

あまり使う機会はないかと思いますが、

カタカナの繰り返し記号「ヽ」「ヾ」や、

「ゎ」「ヮ」「ヵ」「ヶ」といった小文字、

「ゔ」「ヴ」についても入力できるため、使えるかどうか調べてみました。

法務省|戸籍統一文字情報というフォームから調べることができます。

それぞれのJISコードから検索してみました。

「ヽ」8152:非漢字

「ヾ」8153:非漢字

「ゎ」82ec:子の名に使える文字、非漢字

「ヮ」838e:子の名に使える文字、非漢字

「ヵ」8395:子の名に使える文字、非漢字

「ヶ」8396:子の名に使える文字、非漢字

「ゔ」82f2:非漢字

「ヴ」8394:子の名に使える文字、非漢字

※「ゔ」についてはJISコードの「82f2」で調べるとエラーが出てしまいますが、戸籍統一文字番号の「905310」で調べると確認できます。

使える・使えないの基準は不明ですが、検索結果から、文字の詳細表示の中に「子の名に使える文字」という表記があれば、使えるものだと思います。

4.漢字以外の人名に使える文字一覧

ひらがな

あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
なにぬねの
はひふへほ
まみむめも
や ゆ よ
らりるれろ
わゐ ゑを

がぎぐげご
ざじずぜぞ
だぢづでど
ばびぶべぼ
ぱぴぷぺぽ

ぁぃぅぇぉ
っゃゅょ

カタカナ

アイウエオ
カキクケコ
サシスセソ
タチツテト
ナニヌネノ
ハヒフヘホ
マミムメモ
ヤユヨ
ラリルレロ
ワヰ ヱヲ

ガギグゲゴ
ザジズゼゾ
ダヂヅデド
バビブベボ
パピプペポ

ァィゥェォ
ッャュョ

特殊なひらがなとカタカナ

ヴゎヮヵヶ

記号

々ゝゞー