赤ちゃんの名付け

名前の平均的な文字数は?「字面」のバランスを考慮した名付けについて

「氏名」の形にして全体的にみてバランスを考えるといった名付けの方法があります。

バランスには「文字数」「見た目」「意味」の3つ目の要素があります。

まず、文字数から調べ、バランスの良い名付けについて考察しました。

1.ランキングTOP100は1〜3文字のみ!平均文字数は?

実際に何文字の名前が名付けられているのかを、おなじみの明治安田生命の名前ランキングで調査してみました。

2004年〜2018年のTOP100が対象で、結果は以下の通りです。

*占率は考慮していません
*単純に登場回数をカウントしています

【男の子】

1文字:419
2文字:1302
3文字:42
平均は1.79文字

【女の子】

1文字:252
2文字:1406
3文字:138
平均は1.97文字

男女ともに圧倒的に2文字名が多いことがわかります。

男の子は1文字名が多く3文字名が少ない傾向にありますが、2文字名が圧倒的に多いことは間違いありません。平均してもほぼ2文字になります。

想像通りではありますが、4文字以上の名前は1つもありませんでした。

2.名字の文字数は?

名前と組み合わせる名字の文字数も様々あります。

こちらの、名字ランキングで調べてみました。名字は基本的に増えることが無いですが膨大な種類があるため、1〜3000位までを集計しました。このサイトには参考でどのくらいの人口がいるかというのが表示されていますが、合計すると一億人以上となるため、日本人の殆どの苗字は網羅できているかなと思います。

すると、驚くことに以下の結果となりました。

1文字:107

2文字:2786

3文字:107

1文字と3文字か全く同じ数で、平均するとピッタリ2文字になります。

名字の平均も2文字という結果になりました。

3.「名字」と「名前」の組み合わせのバランス

氏名における「氏」と「名」を意味しますが、「名字」と「名前」どちらも平均2文字という結果で、4文字以上のものは名字・名前共に出てこなかったということです。

多い順に並べたランキングのため、それほどに数が少ないということになります。

名字ランキング3000位までに4文字以上が1つも存在しないことは少し意外でしたが、これから説明する内容からすると、当然のことなのかもしれません。

名字・名前の平均が共に2文字だったということは、「氏名」の形にした時の文字数平均は必然的に4文字となります。

この2文字+2文字の構成が馴染みのある、最も一般的な日本人の氏名の型になります。

特に名字は圧倒的に2文字が多いため、氏と名の区切りについて考えたとき、2文字の名字を基準に考えることになります。

氏名が3文字なら名は1文字、氏名が4文字なら名は2文字、氏名が5文字なら名は3文字と言った具合です。

その上で、一般的な名字や名前の漢字の並びの知識から、1文字または3文字の名字であると判別するわけです。

こうしたとき、名字・名前が4文字以上になると、判別が難しくなってきます。

名前は個人を識別するツールであり、ツールである以上、利便性が求められるので、2文字が多くなるのは自然な流れでしょう。

名字は今の法律では基本的に変えられないため、私達が考えるのは「氏名」における「名」で一般的に名前と呼ばれている部分になりますが、現在使用可能な漢字が2999の字体があり、1文字だけだと2999通りで、名字と組み合わせれば識別不可能では無いですが、物足りません。また、名前は人のアイデンティティであるという観点からみても、表現力に欠けます。

2文字にすれば、約900万通りとなり、組み合わせで様々な表現が可能になります。

このような観点から、好みによって1文字、3文字の名前も選ばれることはありますが、平均すると2文字の名前に収束するということになります。

4.漢字の「見た目」や「意味」のバランスも考慮する

氏名全体で見たときに、草冠ばかりだったり、四角が多かったり、ハネやはらいが似たような漢字が並んでいると、気になる場合もあるでしょう。

また、いわゆる「縦割り」についても、迷信として縁起が悪いという意味ではなく、特に、縦に並べて書くときのバランスの取りやすさを重視すると、避けるべきかとも思います。

名字ランキングを眺めていると、意外にも縦割りになっている名字は少ないため、名字が縦割りの人だけ気にすれば良いです。

見た目に加えて、漢字の意味についてのバランスにも注目してみましょう。名字は基本的に変更不可のため、名字との意味合いのバランスは悩みどころです。

例えば、「沖田 岳」「秋山 冬美」「夏目 春馬」など、普通にいそうな名前ですが、名字と反対の意味の漢字が名前に使われていたり、異なる季節が入っていたりします。

わかりづらいというわけではないので「気にしない」というかたはそれで構いません。そもそも婚姻で名字がかわることがあるので、名字との組み合わせはそこまで重視する必要もないと考えますが、氏名ぜんたいのバランスを見ることで、できる名付けもあります。

「秋山 瑞穂」「夏目 海斗」「桜井 春香」といった氏名は、全体的にバランスがとれた名前に見えないでしょうか?若干狙った感じもでますが、名字に季節を思わせるような漢字が入っている人は、バランスを考えたときに制約がでる分、オリジナリティーを出すこともできます。

5.まとめ

  • 「氏」「名」の平均はそれぞれ2文字
  • 「氏名」ぜんたいのバランスも大事
  • 名前の性質上平均は2文字に収束する
  • 「見た目」「意味」のバランスも考慮

感覚では2文字の名前が一般的だと人していましたが、ランキングのデータを分析してみるとそれが明確になります。

名字との組み合わせを考えると4文字が一般的でわかりやすいため、特に理由がなければ「氏」2文字「名」2文字の名前にするのが良いでしょう。

また、名字に印象の強い漢字が含まれていたり、難読、字数が多いなどの事情がある場合は、それに合わせた「名」にすることで、ぜんたい的なバランスを取ることができます。