赤ちゃんの名付け

「女の子」に人気の名前TOP10の読み方とわかりやすさを解説

赤ちゃんの名付けで参考にする人も多い明治安田生命の名前ランキングですが、顧客データをもとに作成されているため、おかしな名前に関しても、特にフィルターはかかっていません。

それに、ランキングは名前の「文字」のランキングのため、上位のものでもおかしな読み方が紛れ込んでいます。

数年前からTOP10の名前については、読み方も公開されていますが、そこにある読み方は、漢字の読みとしては間違っているものも存在するので注意が必要です。

この記事では「女の子」の名前ランキングTOP10の名前の読み方について「わかりやすいか?」という観点で解説しています。

「女の子」人気の名前TOP10の漢字と読み方一覧

  • 結月
    ・ユヅキ(51):「結う」とかいて「ゆう」と読むため、「ゆ」という読みは正しいと言えます。特に「結衣(ゆい)」という名前はこれまでも多く使われている名前ですし、ガッキーこと「新垣結衣」さんも同じ名前ですので、認知度は高いでしょう。「月」については、本来「つき」という読みですが、「朧月(おぼろづき)」「卯月(うづき)」など、「月」の字の前に漢字が入ることで「づき」という読み方も一般的に使われています。ですので、「ユヅキ」という読みは、わかりやすいと言えます。

    ・ユズキ(2):「ユヅキ」の誤記と思われるでしょう。「月」は場合によって「ヅキ」と読むことはできますが、「ズキ」とは読めません。「つき」という訓読みが、熟語になることで濁点のついた「づき」という読み方になるのです。「ユズキ」はわかりづらいですし、間違われることもおおいでしょう。

    ・ユイル(1):「結」を1文字で「ユイ」と読むのは、名のりとして定着しています。ただし「月」は「ル」とは読みません。おそらくですが、「月」はラテン語で「ルナ」といいますので、そこから連想して「月」を「ル」と読む名前となったのでしょう。

    ・ユズ(1):「ユズキ」のぶった切りと思われますが、そもそも「ユズキ」が間違っているため、わかりづらい読みとなります。

    ・ユツキ(1):少数派となっていますが、正しい読みです。本来の「月」を使う熟語では「づき」と読む場合が多いため、名前でもそのような比率になっているのだと思います。
  • 結愛
    ・ユア(32):「結」を「ゆ」と読むのは良いとして、「愛」を「あ」と読むのは少しばかり疑問です。「愛」は「あい」とは読みますが「あ」とは読みません。いわゆる「ぶった切り」という手法にあたるかと思います。ですが、「結愛」と書いて「ゆあい」とも読めませんし、他に適切な読も見当たらないため、そこそこわかりやすいとも言えます。

    ・ユイナ(5):「ゆい」は問題ありませんが、「愛」を「ナ」と読むのは少々乱暴でしょう。「愛」を「まな」という読みはありますので、それが崩れた形かな?とも想像できますが「ナ」という読みにしたいのであれば、他に適切な漢字が多くあるため、わかりづらい読み方となってしまっています。

    ・ユウア(4):「ユア」と似ていますが、「結う(ゆう)」の「う」は送り仮名のため、「結」1文字で「ゆう」と読むのは少し違います。「ユア」が圧倒的多数派なこともあり、響も似ているので間違われることが多いでしょう。

    ・ユメ(3):「愛でる(めでる)」という訓読みがあるため、間違いでないようにも思いますが、名前で「愛」を「メ」と読むことは例が少ないことと、送り仮名のつく訓読みをそのまま名前に使うことは、どちらかといえば名のりにあたるという考えもあるようなので、少し違和感があります(「結」の「ゆ」という読も同様ですが)

    ・ユウミ(1):当て字の部類に入ります。「愛」には「ミ」という読みはありませんし、近い読み方も存在しません。

    ・ユナ(1):「ユイナ」と同様、わかりづらいです。

    ・ユナリ(1):当て字なのか何なのか、「リ」がどこから来たのかな?という印象を受けてしまう名前です。
  • 結菜
    ・ユイナ(29):「ユイ」は一般的な名のり、「ナ」は訓読みなので問題なく、わかりやすい名前です。

    ・ユナ(12):「結」を「ゆ」と読むのは一般的に認知されているため、こちらも問題ないと言えるでしょう。

    ・ユウナ(5):「結愛(ユウア)」の例と同様に、なんとなく伝わりますが、漢字の読みとしては正しくありません。「ユイナ」「ユナ」と間違われる可能性が非常に高いです。

  • ・アン(39):音読みで「アン」と読むため問題なく「わかりやすい」読み方です。杏仁豆腐で使われる読みですね。

    ・アンズ(4):訓読みで「あんず」と読むため、こちらもわかりやすい読み方といえます。

    ・コウ(1):「コウ」も音読みです。女の子の名前として使われることは少ないので、そういった意味でわかりづらいかもしれませんが、漢字の読みとしてはあっています。

    ・モモ(1):無理に想像するなら、「杏」と「桃」を同じものだと勘違いした人が名付けた。というくらいしか理由を想像できません。
  • さくら
    ・サクラ(42):ひらがなの名前のため、読み方も間違えようがありません。桜1文字の名前もよいですが、ひらがなにすることで柔らかな印象が生まれます。「サクラ」であれば年齢を重ねても違和感なく使えるため、人気の名前になっているのでしょう。

  • ・リン(42):この時は「リン」という読み方しかありませんので、とてもわかりやすい名前です。「寒さで身が引き締まる」といった意味があるので、宝塚の男役のような印象を受けます。また、北海道や東北などの寒い地方に多い名前なのかなというようなこともイメージできます。逆に沖縄で「凛」といっても、あまりしっくりこないかもしれませんね。
  • 芽依
    ・メイ(40):「芽」には、「ガ」「ゲ」「め」「きざ(す)」とという読みがあります。「依」には、「イ」「エ」「よ(る)」という読みがあります。「芽依(メイ)」という名前は一般的ですし、ほかの読み方も特に思い浮かばないため、間違われるということはないでしょう。

  • ・アオイ(39):訓読みで「あおい」と読むため正しい読み方の名前です。アオイ科の植物または、ひまわりを意味する感じです。「向日葵(ひまわり)」と書きますね。また、名のりとして「はるか」や「まもる」という読み方もあるようですが、あまり認知されていないのか、人気がないのか、2018年ランキングはアオイ1強でした。

    ・メイ(1):なぜ「メイ」と読むのか、想像するのは非常に難しいです。「メイ」」という読みにしたいという気持ちと、「葵」という文字を使いたいという矛盾した気持ちを両方満たすために、漢字と読みのつながりを無視したということでしょうか。漢字として全く読めない読み方はおすすめできません。

  • ・ツムギ(35):訓読みで「つむぎ」と読むため正しくわかりやすい名前であるといえます。蚕の繭や真綿から糸をつむぐという意味のある漢字で、ひびきが柔らかく、ひらがなにしたときには可愛らしい印象をうけます。
  • 莉子
    ・リコ(34):「莉」は、茉莉花(ジャスミン)のために作られた漢字です。「リ」意外にも「レイ」という読み方もあるにはあるようです。多少強引ですが、ディズニープリンセスの「ジャスミン」をイメージした名前ということもできるかもしれません。2019年は実写版映画も公開されるため、更に上位に来る可能性もあります。また、「子」という字は「古臭い」という理由であまり使われなくなりましたが、読みが2文字であればあまり古く感じないことと、「リコ」という響きの可愛らしさから、人気が出ていると予想しています。
  • 陽菜
    ・ヒナ(31):それぞれの漢字の訓読みを合わせた形の読み方で、わかりやすいです。「ヒナ」という響きは「雛」という漢字を連想させるため可愛らしいイメージがありますが、年齢を重ねた時にどう感じるか?という部分は少しきになります。

    ・ハルナ(2):「ハル」は名のりですが「陽」の字の名のりとしては一般的ですし、むしろ名前としては「ヨウ」よりも「ハル」の読み方の方が多数派のようにも感じます。漢字の印象ともあっており、良い読み方だと思います。

    ・ハナ(1):「ハルナ」という読みと漢字のイメージから名付けられたのではと想像しますが、「陽」は「ハ」とは読まないため、少々わかりづらいでしょう。
  • 美月
    ・ミツキ(22):「美」を「ミ」と読むのは実は名のりです。意外なようですが、漢字本来の読みとは異なります。「美濃(みの)」や「美作(みまさか」」といった昔の国名で使われていた読み方でもあるため、定着したのかもしれません。「美」という文字は「美しい」というはっきりした意味を持つため、名付けに使うことを避ける人も多い文字ですが、「月」と組み合わせることで、「美しい月」というような意味にも取れるので人気の名前なのでしょう。

    ・ミヅキ(9):「月」という漢字は、前に文字がついて熟語になると「朧月(おぼろづき)」「三日月(みかづき)」などのように「ヅキ」と読むようになります。ですので、「ミヅキ」という読み方の方が正しいという見方もできます。「ミツキ」同様に正しくわかりやすい読み方でしょう。

    ・ミズキ(3):「結月(ユズキ)」と間違えと思われます。「月」は前に別の漢字がつくことで濁点が付き、「ヅキ」と読むことができるので、「ヅキ」は正しいですが、「ズキ」で正しくありません。

まとめ

「月」を「ズキ」と読んだり、間違えてしまっているのでは?と思えるような読み方もありました。

何か理由があって「敢えて」正しくない読み方を選んでいるとしても、うっかり間違ったのかなとか、そんな間違えにも気づかない人なのかなとか、思われてしまうでしょう…

とは言え、多くの人は正しい読み方を選んでいることもわかりました。

漢字を変更するのは難しいですが、読み方の変更は簡単ですので、もし間違っていたことに気づいたのであれば、正しい読み方にしてあげましょう。