赤ちゃんの名付け

「男の子」に人気の名前TOP10の読み方とわかりやすさについて解説

赤ちゃんの名付けをするときに必ず1度は目にするのが、毎年発表される名前ランキングでしょう。

その年に生まれた赤ちゃんでどんな名前が多かったか?漢字は?読みは?というランキングが公開されています。

ランキングにあるような名前を我が子につけるメリットは、その世代に適した名前になることと、正しく呼んでもらえることにあります。

他人とかぶる名前が絶対に嫌だ!という人も差別化するための参考になるでしょう。

ただし、 ランキング上位でもおかしな読み方の名前も存在するので中尉が必要です。

この記事では、明治安田生命の名前ランキングで「男の子」の名前ランキングTOP10にランクインしている名前の「読み」について「わかりやすいか?」という観点で解説しています。

「男に子」人気の名前TOP10の漢字と読み方一覧

明治安田生命の2018年度のランキングです。TOP10の名前は読みの内訳も公開されていますので、それを参考にしています。

( )の中の数字は人数を示しています。


  • ・レン(66):「はす」という読み方もできますが、名前として使われるのは「レン」のみでしょう。読み間違いもないですし、非常にわかりやすい名前です。「レン」という名前については、「大杉漣」さんなど、有名人の名前でもあるため、広い世代で認知されています。

  • ・ミナト(51):「湊かなえ」さんの影響で「みなと」という読み方は定着しているように思います。この文字をみたらまず「みなとくんかな?」と思うので、わかりやすく良い名前と言えるでしょう。
    ・ソウ(4):「湊」の字は音読みで「ソウ」と読みます。「みなと」の方が一般的になりつつありますが、正しい音読みですので、わかりやすい名前と言えます。「ソウ」という読み方は、どちらかと言えば「湊太」といった形で、他の字と組み合わせて使われることが多い印象です。
  • 大翔
    ・ヒロト(26):「ヒロ」は名乗りですが、わりと一般的な読み方ではあります。「ト」は「翔ぶ(とぶ)」という訓読みから取っていて、こちらも多く使われる読みのため、十分に読みやすい名前でしょう。
    ・ヤマト(9):「ヤマト」は通常「大和」と書いた場合の特殊な読みですので、「ト」だけ「翔」に入れ替えて「ヤマト」と読ませるのは少々乱暴なようにも感じますので、9人もいるのは意外でした。「大」の字は名のりとしても「ヤマ」という読み方はありませんので、現在ではあまり適切な読みとは言えません。
    ・タイガ(6):「大」は音読みで「タイ」とも読みますが、「翔」には「ガ」という読みはありません。名乗りを含めても「ガ」と読むことはできないです。「翔る」と書いて「かける」と読むことから「か」という読みを名前に使われることはあるようですので、そこから「ガ」という読みに発展したのかもしれません。
    ・ハルト(5):「大」には「ハル」という音訓はありませんので、「当て字」の部類に入る読み方です。「ハルト」という名前が非常に人気のため、「ト」が当てはまるという理由でなんとなく「大翔」に「ハルト」を当てはめてみたというようなことかと思います。「ヒロト」をローマ字にすると「hiroto」になりますが「haruto」と、hーrーtが同じために混同された可能性もあるかと思います。
    ・ダイト(4):数は少ないですが、正しい読みです。「ヒロト」が一般的になりつつあるため、初見で読んでもらえないこともあるかもしれませんが、どの世代にもわかりやすい読みでしょう。
    ・ダイショウ(1):2文字とも音読みを重ねた形で、正しい読みです。少数派ですが、差別化できます。
    ・タイト(1):読みとしては正しいです。
    ・マサト(1):「マサ」は名のりですが「大」の名乗りとしては比較的浸透しているほうかと思います。
  • 大和
    ・ヤマト(42):「大和」という字の特殊読みで、日本を表す意味なので、名前としては適切と言えるでしょう。
    ・ナゴミ(1):おそらく「和む(なごむ)」というところから連想された名前でしょう。完全に「大」の字が置き去りになっている状態です。正しく読んでもらうことは難しいでしょう。
    ・ヒロト(1):先ほどの「大翔」を「ヤマト」と読むパターンの逆ですね。「大翔」の「翔(ト)」を「大和」の「和」に変えていますが、「和」単体では「ト」とは読みません。
  • 陽翔
    ・ハルト(30):「陽」の字の「ハル」という名のりは一般的なため、わかりやすい読み方と言えます。他の読み方もあまり想像できないため、間違われることも少ないでしょう。
    ・ヒナト(5):「陽」には「ヒ」という読み方はありますが、「ヒナ」というのは名のりを含めてもありません。女の子の名前で「陽奈(ひな)」とか「陽菜(ひな)」といった名前をよく目にするため、「陽」で「ヒナ」と読む発想になってしまったのかなと推測しています。
    ・ヒロト(3):「ヒロト」という読を、それっぽい漢字に当てはめるシリーズの1つでしょう。これも「hーrーt」が同じ漢字のため当てはめられたと考えられます。人気の読み方の漢字の場合、違う感じに当てはめられてしまうことが多いようです。
    ・アキト(2):「アキ」は「陽」の名乗りとして存在します。「ハル」よりは少ない印象ですが、十分使える名前かと思います。
    ・ヒナタ(2):「ヒナト」と同様の「雰囲気当て字」の例です。
  • 悠真
    ・ユウマ(30):音訓を使った正しい読み方です。おそらくこの漢字をみて最初に思い浮かぶのは「ユウマ」でしょう。読み間違われることもほぼないと思います。
    ・ハルマ(8):「悠か(はるか)」という訓読みがあるため、「ハル」という読み一般的に受け入れられるでしょう。
    ・ユウシン(1):音読みを組み合わせた読み方で、問題ありません。

  • ・イツキ(27):「イツキ」は名のりですが一般的であり、認知度も高いです。そもそも「樹」という字は、音訓が「ジュ、シュ、う、き、た」しかないため、1文字ではなかなか名前として成立しません。1文字の「樹」という名前であれば、いずれかの名乗りであるとわかるため、名のりを用いることに抵抗はないでしょう。
    ・タツキ(7):「イツキ」同様に「樹」の名のりです。「イツキ」と間違われることはあるかもしれませんが、読めない読み方ではありません。
    ・イヅキ(1):「イツキ」の「ツ」を濁音に置き換えたものだと思いますが、本来の読み方ではありません。
    ・ミキ(1):「樹」の名乗りには「ミキ」もあります。1文字で男の子の名前に使われるというのはあまりイメージにないですが、間違いではないです。
  • 陽太
    ・ヨウタ(16):「ヨウ」は音読みですので、素直な読み方です。間違われることはないでしょう。
    ・ヒナタ(10):「陽翔」のときと同じですが、「陽」を「ヒナ」と読む名前が増えているようです。「陽」という漢字のイメージと「日向」のイメージと読が結びついているのかもしれません。今後この名前が多く使われ続ければ、「ヒナ」という名のりが市民権をえる可能性もあります。
    ・ハルタ(7):「陽」の名のりである「ハル」を用いているため、問題ないです。
  • 朝陽
    ・アサヒ(33):熟語としての読み方がそのまま名前になっている例で、読みとしても何の問題もないでしょう。
  • 悠人
    ・ユウト(20):音読みで組み合わせる一般的な読み方です。「人」を「ト」と読むのは、名のりとして一般的なので、こちらも問題ないでしょう。
    ・ハルト(10):「悠」の名のりの「ハル」を使用しているため問題ありません。
    ・ヒサト(2):「ヒサ」も「悠」の名のりとして一般的です。皇族の「悠仁さま」の読みに使われたことで認知度があがりました。

  • ・ソウ(11):音読みの「ソウ」をそのまま名前にあてており、問題ないです。「蒼太」など他の文字と組み合わせても多く使われています。
    ・アオ(10):訓読みの「あお」であり、問題ないでしょう。名前に色を入れたいという人も多く、よく目にする「青」よりも草木をイメージさせる「蒼」が人気なのかもしれません。
    ・アオイ(1):「蒼い」と書いて「あおい」とよみます。「蒼」の読みとしては「あお」までですが、訓読みの送り仮名まで含めて名前にしてしまうケースは多いため、許容範囲と言えます。
    ・ソラ(1):「蒼空(そうくう)」という熟語で「あおぞら」や「おおぞら」という意味があります。そこから連想した名前で、全く見当はずれというわけではないですが、当て字の部類に当たります。

まとめ

多くは「わかりやすい」と言える読み方でしたが、一部ルールを無視しているのか、ルールを知らないと思われるような読み方も存在しました。しかも、少なくない数です。

このランキングを見た人が、また勘違いをして、間違った読み方を名付けてしまわないように、ルールに関する記事も書いていきたいと思います。

「普通じゃない」名付けがいいのだといって、あえて変わった名前を付ける人もいますが、ルールを破った名前では、学生時代に窓ガラスを割っている人達と同じです。

ルールの中で良い名付けをして、他人と差別化する方がいいのではないでしょうか?そもそも、名前は普通でも、努力をしてなにかを成し遂げる方がカッコいいです。